2011-08-11 今福 I さん
待ちに待った『漁業体験』が始まり、私は「かご漁」を体験させてもらった。いくつかかごを上げていくと、何か動いているものがかごの中に見えた。それは元気のいいタコで、袋に入れるのも二人がかりだったがうれしかった。その後は「船釣り」を体験させてもらい、カサゴやベラを釣った。
その夜には、民泊先の方と一緒にとれたばかりのタコとベラを料理して、 晩ご飯で食べさせてもらった。とれたばかりの魚は甘くておいしかった。民泊先では魚の他にもたくさんごちそうを用意してくださっていたので、全部食べきれそうになく、残そうかなと思い始めてしまった。けれどよく考えてみると、人間は生きていくために多くの植物や動物たちの命を犠牲にしている。人間だけでなく、他の動物も食事をするが、食べ物を残すのは多分人間だけではないかなと考えた。魚をとったのは私たちで、私たちは生きるために魚の命をもらっている。だから残すということは魚の命を無駄にするということなので、すごく失礼なことだと思った。そう考えると、残さず食べることができた。
命を無駄にしないため、私を生かしてくれている命に感謝し「いただきます」を言っていこうと思えた漁業体験だった。